平成27年 長月 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成27年 長月 Dr.長嶋の医療コラム

維持の為のリハビリテーションと回復する為のリハビリテーション

日の沈む時刻が早くなり、叢から聞こえてくる虫の声に秋の気配を感じる今日この頃です。皆様如何お過ごしでしょうか?!

8月19日水曜日夜7時少し空模様に不安はありましたが、今年も北斗わかば病院北側駐車場で花火大会を開催する事が出来ました。
花火大会には皆様より花火のご寄附をいただき、誠にありがとうございました。
最初は病棟で季節の風物詩の一つとして始まった花火大会でしたが、それが病院全体の行事へと広がり、参加される方も自分で歩ける方や車椅子の方のみだったのが、人工呼吸器を装着した状態でベッドのままでの参加も可能になりました。
毎年少しずつ工夫を重ね、火を点けるタイミングや花火の配置等、試行錯誤をしてだんだん大掛りな花火を揚げられる様になってきました。
来年もまた夏の夜の一時をご一緒に楽しみましょう

今回は“デイサービスで行われる維持の為のリハビリテーション”と“デイケアで行われる回復する為のリハビリテーション”についてお話をしようと思います。
まさにデイケアで行われているリハビリは、個々の運動機能を回復させる為のリハビリです。デイサービスには現状の運動機能を維持する為のリハビリと介護をされる生活にならないような予防的な意味合いのリハビリ、といった役割があります。
夫々に行われているリハビリテーションの目的をしっかり認識して、自分に適した施設を選びましょう。一つ一つの動きをしっかり覚えられるように、繰り返し教わりながら自分一人でも毎日実践する事が出来るようになる。という事が本来のリハビリテーションです。
デイケアのリハビリとデイサービスのリハビリとでは、目指している目的が違うのだという認識をもち、ケアマネジャーに御相談をされ自分自身にあったケアプランをたてていただくことが必須となります。
機能回復を願うのであれば、自分はどこまで回復する事が可能なのか、という診断を受け理論に基づいたリハビリプランをたてることがポイントとなります。 そしていつでもどんなことでもリハビリになるという事を常に意識して効果的に動く事で、機能回復効果が高くなるのだと思います。
医療法人社団三誠会の介護施設では、専門のリハビリスタッフが目的意識を持って、利用されるみなさまお一人お一人に必要とされるリハビリテーションを、提供しています。お気軽にスタッフへ御相談下さい。

時節柄ご自愛くださいませではまた。



  • POSTED at 2015年09月11日 (金)