平成30年 神無月 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成30年 神無月 Dr.長嶋の医療コラム

今月は 「腰痛 」についてお話をします。

 列島を縦断した台風24号普段あたり前に過ごしている毎日が如何に快適であるのかを実感した今回の台風ですが、皆様のお宅はどんな状況でしたか?

 今月は 【 腰痛 】 について考えてみましょう。
 腰痛を訴える方は大変多いのですが、夫々痛みの種類が少しずつ違います。
 まず、腰痛に圧痛があるのかないのかによって分類し、考えてゆきたいと思います。
 圧痛とは、圧迫に際して生じる痛み。或いは 不快症状のことです。自分で腰回りを押さえてみたり、他の人に押してもらったりして確認をしてみてください。
 痛いところが局所的にありますか痛みがある場合はどの程度でしょうか、症状は 極めて痛い。 少し痛みを感じる。押さえられると気持ちが良い程度の痛み。
 局所的に痛みがある場合には 医療機関を受診してください。それ以外の症状の方は湿布薬等を貼り、様子を見ていただければ大丈夫ではないかと思います。

 腰痛の他に痛みの症状が発生しているそんな方は下記についても確認ください。
 立ち上がる時に痛くて、なかなか立ち上がることが出来ない。下肢に痛みがある。特に、下肢の後面に より痛みがある。痺れを伴っている。腰が痛くて、歩くのに支障をきたす。歩くと腰よりも脚の方が痛くなる。このような痛みのある場合は医療機関を受診し、腰椎のレントゲン写真とMRIを受け、椎間板ヘルニア ・ 脊柱管狭窄症 ・ 閉塞性動脈硬化症 ・ 腹部動脈瘤などの有無を検査してもらいましょう。単なる変形性腰椎症かもしれませんし、もしかしたら 圧迫骨折などが起っている可能性もないわけではないので、安心の為に (*^。^*) 是非受診を
 そして 腰痛を感じた時のことを思い出してください。突然 とんでもない痛みが走って、動けなくなってしまった際に何らかの違和感をお腹に感じたでしょうか?また 貧血症状があるかないかのチェックを受けることをお薦め致します。
 腰だけが張った感じがして動けないのは、所謂ぎっくり腰であり、お腹の痛みや貧血があった場合には、腹部大動脈瘤の破裂ということも心配してみてください。
 そんな時には一刻を争いますから、大至急救急車を呼んでください
 ぎっくり腰の場合は 安静にして鎮痛剤を飲み、様子を見ながら数日を静かに過ごしましょう。歩ける範囲で良いので、少しずつ歩く練習もしてみて下さい。
 いずれにしろ腰痛は慢性的になりがちです。根気よく軽く腰に負荷をかけるよう、散歩をしたり、少しの屈伸運動などをしながら、ゆっくり治してゆくことが大切です。
 安静にしているのはほんの短い期間でよいことが多いです

 少しずつリカバリーをしてみましょう。それではまた (^o^)丿 



  • POSTED at 2018年10月12日 (金)