平成31年 新年のご挨拶
理事長・病院長 杉本 昌宏 

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お知らせ

平成31年 新年のご挨拶
理事長・病院長 杉本 昌宏

北斗わかば病院の理事長・病院長である杉本昌宏からの年始のご挨拶です。

 新年あけましておめでとうございます。
 2019年が皆様にとって素晴らしい一年になる事を心よりお祈りし申し上げます。
 年頭にあたり当法人を代表致しましてご挨拶申し上げます。

 昨年は、異常気象や地震など重大な自然災害により、多くの人の命や生活が奪われ、心痛む事が多く見受けられる一方で、災害時の人道的支援や災害復興に協力する人々の人としての温かみや、絶望から這い上がろうとする人の強さを見る機会でもありました。
 医療の面においては、相変わらず社会保障費の財源不足や人材不足が問題視される一方で、パーキンソン病に対する神経細胞移植の治験の開始や、iPS細胞を利用した筋萎縮性側索硬化症に対する新規治療薬の開発など明るいニュースもありました。
 また、最近よく目にする、「 AI ( 人工知能 : artificial intelligence )」 の発達は目覚ましいものが有るらしく、今後、我々の生活に多大な恩恵をもたらす可能性が有ることが報じられております。私自身はスマートフォンの使い方を娘に聞いている位ですからその技術の発達に置いて行かれています。

 医療法人社団 三誠会に関しましては、病院の南側に新棟が完成致しました。
 以前から問題となっていた、リハビリ室 ・ 検査室 ・ 厨房等の狭小化を解消しつつ、北斗わかば病院を利用される患者さんやそのご家族の方に使いやすく開放的な空間を提供できるようにというコンセプトで多数の職員が関わって設計を練りました。
 今後、旧診察室から受付カウンターまでの改修工事を行います。この増築 ・ 改修工事には、地域の方々や在宅介護をされているご家族の方々が気軽に寄り合える場所を提供したいという願いも込められております。自宅で生活している高齢の方々が人と触れ合う場所、在宅介護をされているご家族がお互いに、または当院の職員と気軽に悩み相談ができるような場所にしたいと考えております。

 2019年、私としましては、介護施設部門の成長を促していくつもりです。
 元々、北斗わかば介護施設は、急性期病院から当院に転院をされ回復 ・ 安定された後に、在宅療養に戻られた患者さんやそのご家族を支える役割を持っておりました。
  また、外来通院されている神経難病の患者さんの在宅療養を支える役割も持っておりました。この役割の再認識と共に、認知機能障害に対する個別支援、介護負担や介護不安の軽減、リハビリテーションを通じて身体機能や生活能力の維持 ・ 改善という役割りを果たせるようにしていきたいと思います。
 北斗わかば病院はこれまで通り、重症状態からの回復の場、神経難病の患者さんや重度の障害を持った方が安心して過ごせる場を提供する事に邁進してく事が重要と思っております。その為には病気の事をもっと知らなくてはなりません。また、難病 ・ 慢性疾患 ・ 重度の身体障害をもった人の心の訴えに耳を傾けなくてはなりません。
  日々の仕事の中で意識しなくてはならない事は、どの患者さんにとっても大切な人生の時間を過ごしているという事であり、常に、“ 和顔愛語 ・ 先意承問 ” の意識を持って対応をしていかなくてはなりません。( ここは昨年と同様です。)
 超高齢化社会、経済重視の国策、複雑化する医療 ・ 介護制度の中においても、「 自分達でなければできない事 」、「 やらなくてはならない事 」 を見定め、少しでも皆様のお役に立てるよう前進していく集団でありたいと思います。

 以上で、新年のご挨拶とさせて頂きます。



  • POSTED at 2019年01月11日 (金)