ワークライフバランス 市川看護部長インタビュー 

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ワークライフバランス

北斗わかば病院は、ワークライフバランスに取り組んでいます。

~1人1人の患者さまに、1人1人の職員に、優しい病院を目指して~

北斗わかば病院 市川美江子看護部長 インタビュー

H25年度より、北斗わかば病院はワークライフバランスに取り組み始めました。今日は、当院の市川美江子看護部長に、ワークライフバランスについて自身の経験も含め、HP委員がお話を伺いました。

  • HP「今日は、現在北斗わかば病院でアクションプランを進行中のワークライフバランスについてお話を伺いたいと思います。市川看護部長は看護師として長いキャリアをお持ちですし、4人のお子さんを立派に育てられてもいるんですよね。今日は、長いキャリアの中でのご苦労やご家族との絆、仕事への思いなど、たくさんのお話が聞けると楽しみにしてまいりました。よろしくお願いします。
    とりあえず、最初に今年度北斗わかば病院で展開したワークライフバランス『働き続けられる職場』を目標とした取り組みについて、感じてらっしゃることを伺いたいのですが。」
  • 市川看護部長(以下部長)「働き続けるのに必要なことって、私は『自身で自分の人生を豊かにする』ってことだと思ってるのね。仕事や私生活を通じて、自分の人生を実りあるものにしていくのは、誰かが与えてくれるものじゃないから、自分で頑張らないと。ただ、自分で頑張るには、周囲からの応援があるともっといいんじゃないかと思って。だから、今年度病院で取り組んだことは、本当に良かったと思ってますね。着実に成果を出していることもあるから。委員は本当に頑張ってくれましたし、委員自身がそこから得るものがあったと私は感じているし。今後も継続して取り組むべき課題だと考えてますね。」
  • HP「部長のおっしゃる『自身で自分の人生を豊かにする』って、すごく素敵なことだと思うのですが、それは部長ご自身の経験からの言葉ですか?」
  • 部長「そうね、私は看護学校を卒業してから、還暦を過ぎた今日までずっと仕事を続けてきたんですね。あの当時、深い考えや強い決意もなく、看護学校に進学して、看護師免許をとって。今でも、どうして続けられたのかなと考えることもありますね。ただ、仕事をやめようと思ったことは一度もないの。」
    「結婚して、子供は4人産んだのね。あの当時、今のように育児休暇制度はしっかりしていなかったから、子育ては私の両親と保育園任せだった(笑)私は、保育園の遠足を忘れちゃって、お弁当を持たせなかったりして。でも、夫がその分頑張ってくれてね。夫はね、参観日には必ず休みをとって出かけるっていう熱心さがあって、今でもすごく家庭のことに気配りをしてくれる。今、子供たちが集まって思いで話をしても、私があまり登場しなかったりして、私の知らないエピソードもけっこうあってね。その位、夢中で働いて、本当に忙しかったのよ。そうこうしているうちに、子供は大きくなっていったっていうのが本音かなあ。」
    「ただ、私は仕事で落ち込むことがあると夫や子供の温かさに癒されて励まされていたし、家庭で気にかかることがあっても仕事に没頭しているうちに時間が解決してくれることもたくさんあったのね。だから、家庭と仕事の両方が私の心のバランスを上手く支えてくれていたのかと思うのだけどね。」
  • HP「なるほど。気負わず、自然体に。ですね?」
  • 部長「そうね、大きな理想や信念みたいなものは、私にはなかったのね。でも、ここまで仕事をしてきて、私の人生って本当に豊かだな、って思うのね。それは、家族との出会いや患者さんとの出会い、一緒に苦労して働いた仲間との出会いのすべてが、私にいろいろなことを教えてくれて、成長させてくれたからだと思ってるの。毎日、毎日感動することがあって、それを一緒に分かち合う人が身近にいる幸せがあったことが、私の人生を豊かにしてくれたと思ってる。」
  • HP「周囲の人たちに感謝して、そこから学んできた、というところでしょうか?だからこそ、周囲への愛情によって、自身が豊かになると?」
  • 部長「そう、私は、健康な身体に恵まれて、両親や周囲の大人からいっぱいの愛情をもらって、たくさんの幸せを与えられてきたから、私が世の中のためにささやかなことでも役に立てることがあれば、頑張りたいなと思ってますね。それが、自分をより豊かにしてくれると信じているし。あまり、日々のことにくよくよせずに、目の前のことに一生懸命に取り組んで、周囲の人たちを信じて甘えて。でも自分のやりたいことには後悔しないように、失敗を恐れずに取り組んでいくっていうのが私のモットーですね。」
  • HP「部長のお話を聴いていると、家族や患者さん、一緒に働く職員への温かな気持ちが溢れていて、嬉しくなりますね。いつも笑顔を絶やさず働ける原動力は、ここにあったか!と言う感じですね。部長のこれからの目標って何でしょう?」
  • 部長「今はね、北斗わかば病院の看護部長という大きな役割を担っているでしょ。だから、縁あってこの病院とつながってくださった患者さんとその家族の方々の生活の質を豊かにしていくことと、この病院で働く職員全員が心豊かに働き続けられる職場を作ることが私の使命ですね。あとは、少しでも長く、今の仲間たちと北斗わかば病院の運営に関わって行けたら幸せだと思っていますね。」
  • HP「今日は、楽しいお話をありがとうございました。(笑)子育てや仕事や、たくさんの困難があったと思うのに、笑顔で日々を乗り切ってこられたのは、自分にも周囲にもたくさんの愛情を注いで来られたからだと私は思います。私たちも、自分を大事にして、周りの人たちへの感謝を忘れず、元気に働いていきたいとしみじみ思いました。」


  • POSTED at 2014年01月31日 (金)