*平成26年 水無月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*平成26年 水無月 Dr. 長嶋の医療コラム*

≪健康診断の新基準≫の内容をご存知ですか?

6月の声を聞いた途端各地で猛暑日や真夏日が続き、5月26日から6月1日までの1週間で、熱中症により救急搬送された人は、全国で1,637名昨年同期の7倍にもなったというニュースに加え、遂に6月3日北海道音更町で“37.8℃”を記録してビックリしました。6月4日にはお天気が一転して、東海地方も梅雨入りし、日本列島に雨の季節がやってまいりました。めまぐるしくかわるお天気に、皆様如何お過ごしでしょうか?!体調管理には充分気を付け、この夏を乗り切りましょうヽ(^。^)ノ

最近人間ドック学会が発表した≪健康診断の新基準≫が、少なからず議論をよんでいますが御存知でしょうか?男女差を考慮したり基準値を変更したりしています。その特徴は原則的に制限が緩められた事かと思います。
特に目立ったものは、血圧と脂質の基準値があります。また糖尿病の基準値も変わりました。
いままでの基準では高血圧・高脂血症、高血糖とされたものが数値の加減が多少緩められた事によって、正常と表現される幅が広がった事になります。
個人的な考えでは、いままでの数値基準により異常とされたのは、やや厳しすぎると考えていたので、いい方向に変わったのだと思います。

昔からこういう数値は元来平均値であって、男女差・年齢差で変わるものだと思っていました。本来ならもっと年齢差を考慮した数値が採用されるようになると良いのにと思っています。現実的に年齢別の基準値を出している取り組みもあるようですが・・・・・。

また一方で100歳台の人のいろいろな実績を並べているデータもあります。
これは各種検査のデータというよりは、生活習慣を調べた結果のようです。いままで言われていた常識とは違っているような部分もありました。

私見ですが、80歳を超えたら或る程度はいままで通りの生活リズム・生活習慣を守り、運動も適度にキチンとやる事が良いようですね。これ迄の習慣を或る程度続け、気分よく笑いながら過ごす事が長寿の秘訣だなと思うこの頃です



  • POSTED at 2014年06月17日 (火)