平成29年 師走 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成29年 師走 Dr.長嶋の医療コラム

今回は ≪ 腰痛 ≫ について詳しくお話したいと思います。

 星空の美しい季節となりました。皆様いかがお過しでしょうか ?!
 寒さ厳しき折り、お体には充分お気を付け下さい (*^。^*)

 今月は 「腰痛」 について考えてみます。
 腰痛を起こす疾患は非常に多くあり、変形性腰椎症 ・ 椎間板ヘルニア ・ 脊柱管狭窄症 ・ 圧迫骨折やギックリ腰と言われている病態も含まれます。
 腰痛と伴に下肢に痛みや痺れが起こる病状もあります。また 急性腰痛と慢性腰痛という分け方もありますね。
 下肢の痺れや痛みなどの症状を伴う腰痛の場合には、すぐに 病院へかかってレントゲンを撮ったり、状態によっては MRIやCTなどの検査を受けて下さい。

 今回は症状のない慢性的な腰痛症について、考えてみたいと思います。
 腰 ・ 腰背部 ・ 骨盤辺りに慢性的に痛みが或る状態を想像してください。
 例えば、変形性腰椎症 ・ 圧迫骨折など慢性的に症状が継続して出るものとか、ギックリ腰を発症してから3 ~ 4日たったあとの症状のような状態などですね。
 これらの腰痛の場合には、安静にしないことがポイントです。先の事を考えると痛みがあったとしても、湿布を貼ったり痛み止めを服用したりして、痛みを誤魔化しながら体を動かし続ける事が必要です。そうしていた方が良かった、というケースが多くあります。様子を見ながらそろそろと、少しずつだけれども継続して、無理のない範囲で、腰に負荷をかけるように動かしてゆくことが肝要です。
 ウォーキングをするのも良いでしょう。ラジオ体操を軽く(一生懸命ではなく、あくまでも軽く)やってみるもよし、腰の捻転や屈伸は 様子を見ながら少しずつ、行ないましょう。どうしてなのかというと、腰の過度の安静は、弱い腰をつくってしまう恐れがあるからです。
 腰背部 ・ 腰椎の両側近傍辺りを両手で押さえて支えながら、または 指圧のように強く指で自分の腰を押しながら、捻りや屈曲 ・ 背屈などをやってみて下さい。
 そうして 毎日少しずつ運動の時間を延ばしてみて下さい!そのようにして腰背部を鍛え、更なる腰痛を防ぐことを目標にしてみましょう。ラジオ体操を思いっきりする事が出来るようになり、散歩も20 ~ 30分続けて歩けるようになれば大丈夫でしょう!65歳以上の方の腰痛は、徐々に徐々にと腰背部を鍛えることによって症状を緩和し、治してゆきたいと思います。
 運動のあとはお風呂に入って腰を温めることも大事かと思います。 とにかく腰痛には休み過ぎは禁物です。体を動かすことによって免疫力が高まり、プラス 抵抗力もアップしていきますので頑張って下さい。

 寒くなりますのでお風邪など召しませぬ様に!
 健康な体を目標に頑張りましょう (^_^)v



  • POSTED at 2017年12月08日 (金)