令和2年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

令和2年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム

今月は「コロナウイルス」についてお話をします。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、次々にイベント等が延期や中止となり、小 ・ 中 ・ 高校でも臨時休校が始まっています。
 世界約70ヵ国での感染が確認され、日々感染者数の増加がニュースで流れてきます。皆様如何お過ごしでしょうか?!

 新型コロナウイルスにはこれといった特効薬もまだなく、とにかく予防が第一です。
 あらゆる面から感染をしないような行動をとることが必要になりますが、感染をしても発病しないケースもあり、対応に悩むところでもあります。
 感染をしたかどうかは一定の検査を受けなければ分かりませんが、新型ウイルスに感染すると発熱から始まり、その後は空咳の症状が現われるとみられます。1週間後には息切れの症状が現われ、中には病院での治療が必要な人も出てきます。
 一方で感染しても鼻水やくしゃみが出ることはめったにないと言うのも、特徴的だと言われています。世界保健機関( WHO )によると、感染から症状が現われるまでの潜伏期間は、最長14日間と言われていますが、一部の研究者は長くて24日間続く可能性があると言っています。
 感染者の81%に軽度の症状が現われ、14%は重度の症状に、5%が重症になるとも言われています。
 新型コロナウイルスに感染をすると発症する「COVID-19」による死亡率 ( 1% ~ 2%の間 ) は低いとみられていますが、この数字はあまり信用できないとも言われています。

 自分自身を守る為に、WHOのガイドラインをお伝えします
・石鹸での手洗い、もしくは殺菌効果のあるハンドジェルを使う。
・咳やくしゃみをする際には口と鼻を覆う ( ティッシュの使用が良い )。その後はウイルスを広めないよう手を洗う。
・ウイルスで汚染された物の表面を触った手で、目や鼻、口を触らない。
・咳やくしゃみ、発熱している人に接近しすぎない。ウイルスを含む飛沫が飛んでくる可能性があるので、1メートルの距離を保つのが望ましい。

 感染しても発症をしないという事象は、その人の体力や免疫力によることが大きいと推察できます。やはり普段からの体力増進、免疫力のアップに努めたいものです。



  • POSTED at 2020年03月09日 (月)