わかば通信1月号 

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わかば通信

わかば通信1月号

新しい年を迎えました。皆様のご協力のもと、わかば病院も開院から5年を迎える事が出来ました。今、改めて当院の役割は何であるかを考える時期が来ていると思っております。

当院は神経難病の患者様や、リハビリを必要とする患者様を積極的に受け入れてきました。今までの慢性期病院というと、終着駅のようなイメージがありましたが、当院では積極的な治療とリハビリの充実化により、体調を整え、運動機能を回復させて “ご自宅への退院を期待できる病院”にしていく事が目標でした。幸い、この考えに共感してくれたスタッフに恵まれ、たくさんの患者様をご自宅へ退院させる事ができるようになってきました。

しかし、一方では治療効果やリハビリの効果が得られずに、長期的な入院や他施設への転所をお願いする患者様もいらっしゃいました。その為、在宅復帰が難しい患者様が 今後、どのような環境で療養生活を過ごされるのが最善かを考える必要性も生じ、スタッフ一同で何回も検討して参りました。期待に充分にお応えできなかった患者様もいらっしゃるかと思いますが、当院はこのような、診療体制を今後も貫いて参りたいと思います。

そして、すべての患者様と患者様のご家族の期待にお答えできるような病院に成長していきたいと思います。また、この度 皆様にご協力して頂いた、当院に関するアンケート調査の結果を踏まえ、優しく、心地の良い病院になれるよう、努力する次第であります。

色々と足らぬ点がございましたら、遠慮なくお申し出頂き、皆様の手をお借りしてより良い病院になれますようご協力をお願いいたします。

以上を持ちまして、念頭のご挨拶とさせて頂きます。


理事長 ・ 病院長  杉本 昌宏



  • POSTED at 2010年01月15日 (金)