令和4年 神無月 わかばコラム 

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医療コラム

令和4年 神無月 わかばコラム

季節の行事

 虫の声に色づく木々の葉・・・秋の深まりを感じる頃となりました。
何年も前から、話題にあがって検討はしたけれどまた消えて、を繰り返してきた当院の電子カルテの導入ですが、一昨年の職員満足度調査により電子カルテの導入が決定し、それを受けて導入の準備や入力のシミュレーション等を重ね、遂にこの9月より、当院の電子カルテがスタートしました。
 スタート当初は、病棟ナースステーション内では、パソコンに不慣れな職員が眉間にしわを寄せながら、何故かパソコンに話しかけている光景もみられましたが、最近では検温のため病室を回る際、ノートパソコンを乗せたカートを押していく姿に、日常を感じるようになってきたと思います。

 今年は、ここ数年間毎年の夏のイベントであった【花火・花火シアター】ではなく、新しい取り組みとして【夏祭り・縁日】を各病棟で行いました。病棟職員を中心に盆踊り東京音頭・炭坑節を踊りました。夏の風物詩と言えば盆踊りだったはずが、最近では踊り方を知らない職員も・・・。患者様がしっかり覚えていて教えてくださいました。
なんと『盆踊りという曲が有る』と思っていた職員もいました。

 4階病棟では、限られた患者様になってしまいましたが、夕食後に病院の駐車場で手持ち花火を楽しむ時間を設けました。患者様の楽しむ姿や満面の笑み・そして意図せず湧き上がってきた涙を見て、思わずほっこりする場面もありました。他職種の協力があったからこそ、行う事ができた行事です。以前、診療技術部長の高橋さんがコラムに載せていた、『患者様のためになることならば、治療やケアはもちろんのこと、レクリエーションにも全力で取り組むわかばのみんなを誇りに思っています。』という言葉を思い出しました。
 病棟職員のみならず、他職種との団結力を改めて感じました。


 病気と向き合い、日々頑張っている患者様のために、患者様やご家族様とじっくりと関わりを持ち、何気ない生活の中で、少しでも多くの楽しみを見つけていければと思っています。
これからも日々の生活の中に、小さな喜びやいろいろな楽しみをたくさん見つけ、患者様と一緒に喜んだり笑ったりしながら、頑張っていきたいと思っています。

4階病棟課長 早川 都世子



  • POSTED at 2022年10月11日 (火)