夏のピークが過ぎ、朝夕には秋の気配も感じる季節になりました。この頃を「処暑」(しょしょ)と呼ぶそうです。
暗いニュースが多い今日この頃ですが、外へ目を向ければ淡々と・・・粛々と・・・自然は 移ろっています。綿の実から綿毛がのぞき、稲穂も色づく準備をしています。
時間は確実に流れ、確実に前に進んでいます。心を乱されず、自然の様にどっしりと過ごせたらと思いながら・・・走り回っている毎日です。
ケアマネジャーの仕事は、介護が必要な方が、心身状況に応じた適切なサービスを利用する事でご自宅での生活を営めるよう支援をする事です。また、介護保険サービスだけでなく地域資源や先々必要な施設サービスの情報をお伝えする事もしています。
私たちが利用者さんと出会う時、すでにその方の「味方」として家族・掛かりつけの病院・包括支援センター・民生委員さんなどが居ます。
利用者さんと家族の『こうしたい』に向かって、ケアマネジャーは味方を増やし、味方同士を結んでいきます。
先生の治療方針、看護師の療養への思い、リハビリスタッフの身体機能への期待、通所サービス職員の気づき・・・などをご本人、ご家族の思いや置かれている環境とすり合わせていきます。
多くの家族がお仕事を持っており、ご一緒に住んではいないケースも増えています。 在宅生活ですので、ご家族の関りなしには進められませんが出来る事、出来ない事を一緒に考えていきます。
本人やご家族の思いを引き出し、言葉にし「味方」に伝え理解してもらう・・・最良な支援の形を作れる様、今日も走っています。
浜松市版《人生会議手帳》をご存じでしょうか?
元気なうちから、人生で大切にしてきた事を振り返り、先々自分が希望する医療や介護について考えるきっかけ作りにと出来たものです。周囲の信頼する人達と、人生の最終段階に対する思いを共有する事で、よりご本人へ最良な支援の形ができるのではないでしょうか。
皆さん本当に忙しくされています。ゆっくり思いを交わすきっかけになるかもしれません。興味がおありの方は、病院や介護施設にお気軽にお声掛けさい。
居宅介護支援事業所 澤木 かおり
- POSTED at 2022年09月12日 (月)