わかば通信 2025年11月号 

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わかば通信

わかば通信 2025年11月号

 今月の担当は、リハビリテーション部 言語聴覚士 の 伊藤 ちあき です。

みなさんは「リハビリ」と聞くと、歩いたり体を動かしたりと、体の機能を改善するといったイメージがあると思います。
私たち「言語聴覚士」は、聞く・話す・食べるなどの機能に障害がある方に対しリハビリを行い、その方らしい生活を送れるように支援する職種です。
理学療法士 や 作業療法士 に比べると、全体数としては少なく、まだ知られていないことも多いかもしれません。
当院には12名の言語聴覚士が在籍しており、入院 ・ 外来 ・ デイケア ・ 訪問 でリハビリを提供しています。
私は入院患者様とリハビリをしています。
その中で、「食べるということ」は人間にとってとても大切で、“ 生きるエネルギーになる ” と感じることが多くあります。
病気の進行により、食事から十分な栄養をとることが難しくなった方でも、必要な栄養は経管栄養(胃瘻や経鼻)で摂取し、ご家族が持ってきてくださるおやつなどを、少量ですが味わい、楽しまれている方もいらっしゃいます。
また、私が院内で関わっている活動で 「 院内カフェ 」 というものがあります。
カフェを訪れたように、患者様ご自身が好きな飲み物やお菓子を選び、ゆったりとしたひと時を過ごしていただけたら という想いで、月に一度、様々な職種のスタッフが協力して、コーヒーやココア ・ 紅茶 ・ 緑茶などを提供しています。
この夏はちょっと涼しげな トロピカルジュースも、特別メニューとして追加しました。
以前は1Fロビーで行っていたので、入院階が違う患者様同士の交流があり、入院階の違う患者様同士でちょっとした女子会が開かれるなど素敵な光景を、見かけることがありました。
コロナの流行以降、各階での開催となり、入院階を超えての交流は難しくなってしまいましたが、参加をしてくださる患者様は増え、病棟でゆっくりと楽しまれています。
面会に来られたご家族も、一緒に飲み物を飲みながら過ごされる方もいらしたり、 二杯三杯とおかわりをされる患者様もいて、好きな味を繰り返し選んだり、違う味を楽しんだりされています。

当院は入院生活が長くなる患者様が多くいらっしゃいます。
   ですので、入院生活の中での楽しみや活力となり、笑顔で過ごしていただけるような
                           活動に取り組んでいきたいと思います。



  • POSTED at 2025年12月22日 (月)

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