*神無月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*神無月 Dr. 長嶋の医療コラム*

吹く風の涼しさに秋を感じる今日この頃となりました。朝夕の急激な気温の変化に、体がついてゆけないと感じている方々もいらっしゃる事かと思います。皆様如何お過ごしでしょうか。


夏の間オリンピックに続いてパラリンピックが開催されました。それに出場された選手の活躍をTV観戦で見惚れていた訳ですが、この時どの種目でも本当に感じ入ってしまうことがありました。

彼らのここまでの努力はどうやって成し遂げられたのだろうか?とか、選手は勿論の事、その選手を取巻く周囲の人達の努力や協力も凄いのだろうな!など、器具(義足や車椅子など)の進歩も手助けとなっているのでしょうが、選手を中心とした様々な方々のチームワーク、結束力が全てなのだろうと強く感じました。

パラリンピックの選手の活躍は、我々医療と介護の現場で働く者にとっても心強い証となります。病気によって障害が残ってしまった方々と接する時に、考え常に心にとめておかなければならないことが数多くあります。

特にリハビリテーションを受けている方々との関わりの中で、このチームワークを活かしたやり方を心がけてゆくことが必要だと感じています。リハビリテーションを行う為の動機づけや、そのやり方に対する工夫、諦めてしまっているような感じの時、絶望感の強い時などにどのように対処すればいいのか?励まし方は?モチベーションの維持はどうのようにしていけばいいのか?もう一度本人にやる気を出させるためには・・・・・等々。障害が残ってしまった方・御家族・その周辺の人々・医療介護専門者などのチームワークによって解決してゆく時の参考になるのではないかと考えます。

そして最後にものをいうのは、昔から云われ続けているように『継続は力なり』です。ただひたすら『続ける努力』を重ねることなのでしょう!!

御本人が努力し続けられるような環境づくりも大切ですが、結局は自分自身の意思やモチベーションがここでも一番の決め手になってくるのではないでしょうか。

努力を重ねる事、決して諦めない事、強く自分を信じ前に向かって進んでいこうとする気持ちがあいまって、パラリンピックの選手のように皆に感動を与える結果を可能にしているのでは!

我々医療・介護者は、この事を常に頭に置いて日常の治療・介護を行ってゆくことが大切であるということを肝に銘じたいと思います。

それでは気候の変化が激しいのでお風邪をひかないようにお過ごし下さい



  • POSTED at 2012年10月10日 (水)