平成29年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成29年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム

今回は ≪ 静脈 ≫ についてお話したいと思います。

春の訪れを感じる今日この頃、皆様 如何お過ごしですか !?

人間の体内には動脈と静脈という血管があります。前回は動脈についてお話をしましたが、今回はもう一つの血管である静脈のお話をしたいと思います。

動脈は心臓から拍出された血液が拍動とともに流出され、酸素を各組織に届けます。
細胞レベルでは静脈となって、炭酸ガス等を肺へ運ぶ役目をしています。
静脈は動脈と比べて壁も薄く筋肉等の収縮により押し出される形で流れてゆきます。
動脈と静脈の違いはケガをした際の出血の状態に表われます。動脈性出血では、ピュッピュと拍動によって吹き出されるが如く赤い血液が出てきますが、静脈性出血の場合には、ジワジワとしみ出して押し出されるようにして、黒味のある血液が出てきます。
この違いによって、止血の仕方も変わってきます。
下腿に血管が瘤状に浮き出て見えるようになった状態を 《 静脈瘤 》 といい、殆ど無症状の場合が多いのですが、ひどくなると血液が滲み出て色素沈着が起こり皮膚が黒っぽくなったり、かゆくなってかきむしると、出血したりすることがあります。
この病気は逆流防止弁の機能が悪くなった為に、立位になると血液が下肢へ逆流することで血管を伸展拡張させ、瘤のように突出してくるものです。
静脈の流れは緩徐で、立位になると血液自身の重さで逆流してしまうのですが、その防止の為の弁が血管の中にはあります。その弁が壊されると機能不全となり、逆流が起こり瘤を形成します。この瘤の部分で血液が停滞し、血液が固まりやすくなり “血栓” を作ることがあります。それによって炎症を起こすこともありますが、概して無症状の人が多いものです。
先程の “血栓” によって起こるのが 《 エコノミークラス症候群 》 という疾患です。
飛行機のエコノミークラスに乗っていた人が、到着後急に具合が悪くなり死亡するという事故が相次いだことでこう呼ばれています。原因は肺にとんだ血栓で、《 肺梗塞 》 にあることがわかってきました。また、長時間下肢を屈曲したままの姿勢を取り続けた後に起こりやすい事が分かってきました。最近は災害時に狭い避難所でじっと座っている時間が長かったり、足を伸ばせない状態での車中泊を続けている場合にも起こり易いことが分かっています。要は静脈の血液の流れが緩い為、血管内で血液が固まって血栓を形成し、立ち上がったり 動いたりした拍子に、その血栓が 静脈管を通って肺まで流れ着き 《 肺梗塞 》 を起こすのです。
静脈瘤のあるような方は要注意ですね。この疾患を予防する為には、膝の曲げ伸ばしや立位歩行をする等下肢の筋肉を動かすことが ポイントです。また運動をして脱水状態になると血栓ができやすい状態になるので、水分補給を心掛けることも重要です。

今回のお話で、運動が如何に大切かお分かり頂いたことと思います。  それでは、また (^_^)v



  • POSTED at 2017年03月10日 (金)

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