平成30年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成30年 弥生 Dr.長嶋の医療コラム

今回は ≪ 在宅での医療と介護 ≫ について詳しくお話したいと思います。

 北斗わかば病院の北側駐車場に植わっている、河津桜も開花し、三分咲となりました。もう春ですね。皆様如何お過ごしでしょうか ?!

 今回は在宅での医療と介護について考えてみたいと思います。高齢となり、一人では日常の生活を思うように送れなくなった方や、病気や事故などで障害が生じ、やはり自分一人で日常の生活を送れなくなった方々も、在宅で医療や介護を受けながら暮らし続ける事を希望する方が多くなっています。
 そして 『 自身の人生の最後を自分の家で迎えたい。』 と希望される方も多くなっているようです。

 この場合しっかりと考えておかなければいけないのは、在宅で暮らしていて、突然異変が起った際の対処方法についてであります。救急車を呼ぶのか、それとも特に何もしないでそのまま家で過ごす事を選ぶのかを含めて、ご本人の意思や一緒に暮らすご家族の皆様の気持ちを話し合い、主治医に相談しておくことが必要です。

 主治医が素早く駆けつけられるかどうかはわかりません。主治医とは いざという場合の対応をよく相談し、またご家族は覚悟を決めておくことも必要不可欠かと思います。
 どういった生活を送りたいのか、どの様な人生の終わり方をしたいのかが決められれば在宅での医療や介護を可能にし、老後を快適に過ごすことが出来ると思います。

 老後を在宅で過したいと思う方は多いのですが、本人の思う通りの生き方にならない事もしばしばあります。在宅での生活を、楽しく送る為には、それなりに準備をしておく事が重要です。
 自分一人では日常生活がままならない場合には、家族を頼りにして生活を送るのかも知れないし、『 家庭でのお世話は難しいよ。』 という状態になるのかも知れません。そうした場合に、社会保障の制度でどのくらい迄助成ができるものなのかは疑問ですね。

 人はお互いに支え合い助け合いながら、また、生かし生かされて生活を送っているのだという事を認識し、感謝の気持ちで暮らしたいものです。
 自分の思いを理解してくれる信頼のおける医師を探す事が大切です。在宅での生活を送るには必ず、医師の助けが必要になります。信頼出来る医師に充分に自分の希望を伝え、どのような最後を迎えたいのかを理解してもらう必要があります。その為にはどのような生活をすればいいのかも知っておくべきだと考えます。
 いずれにしろ、この高齢化社会を楽しく生き抜き、自分の希望する余生を送る為には、いろいろ準備が必要です。
 健康寿命を長くする為に、適度な運動と食事を美味しく食べる習慣が必要です。

 元気でお過ごしください (*^。^*)



  • POSTED at 2018年03月19日 (月)