平成30年 水無月 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

平成30年 水無月 Dr.長嶋の医療コラム

今回は「 持続力 」についてお話したいと思います。

 気象庁は6月6日に、近畿 ・ 東海 ・ 関東甲信が梅雨入りしたとみられると発表しました。
昨年に比べて約2週間早い梅雨入りとなりました。 あちらこちらで咲きだした紫陽花が雨に濡れて、より鮮やかに見えます(*^-^*)

 今月は「 持続力 」について考えてみたいと思います。
何をやっても集中できない長続きしない((+_+))すぐに違う事に気がいってしまう (=゚ω゚)ノというような経験はありませんか?!
こんな経験をしたら、そろそろ高齢者入りです。「継続は力なり」という言葉が昔からあります。 
“ 何事においても継続することは大変な努力が必要であり、地道な努力を続けていけば、やがて積み重ねが力となっていく” ということですよね。
それがその人の力となって、生き甲斐となってゆくことに繋がるのだと思います。

 先程申し上げたようなことは、短期的に考えると、認知低下の始まりの可能性もあるのかもしれませんが、長期的に見れば根気のなさといえます。
ここでは、長期的観点からの「継続することの大切さ」を訴えたいと思います。 
リハビリテーションや運動療法などを実施されている方には、継続することの大切さを解っていただきたいと思っています。
リハビリテーションの結果とか運動療法の結果はすぐに現れるものではありません。本当に少しずつしか現れません。 
障害を持っている方のリハビリテーションは、ゆっくりやっていく事が大切です。

勢いよく体を動かすのではなく、少しずつ、ゆっくりと、日々繰り返し、継続せねばなりません。
急速に行ったらかえって、症状を悪化させることにもなりかねません。
 専門職である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の指導のもと毎日の自主トレーニングで繰り返し行うことにより初めて効果が出てくるものであります。
そうすることで「継続は力なり」という言葉が次第に「力」を現わし始めるのです。
 期間は人によって当然違いがあり、障害の程度によっても変わるはずです。
真面目に取り組んで1年、2年とやり続け、やっと効果が出て来たなと実感する事になるのだと思います。
その実感が励みになると信じています。それを力に努力し続けましょう。 
 専門職からの適切な指導を受けながら、継続することがポイントです。デイケアに通っていらっしゃる方々には特に重要な事です。
 
「 継続は力なり 」を思い出して頑張って下さい、ではまた。



  • POSTED at 2018年06月08日 (金)