令和2年 文月 Dr.長嶋の医療コラム 

サイト内検索浜松市のホームページ制作・スマートフォンサイト・高機能CMSサイト管理画面

Home > お知らせ&医療コラム > 医療コラム > 令和2年 文月 Dr.長嶋の医療コラム

医療コラム

令和2年 文月 Dr.長嶋の医療コラム

今月は「基礎体力」についてお話をします。

6月10日に東海地方が梅雨入りをして以降、オホーツク海高気圧が強い場合は、冷たい空気に覆われて気温が上がりにくくなって梅雨寒状態になり、梅雨前線は南下。
 オホーツク海高気圧が湿った空気を送り込むため、しとしとと降る雨になります。
 太平洋高気圧が強い場合は南の暑い空気に覆われ、気温が高くなります。 前線が北上し オホーツク海高気圧と太平洋高気圧がぶつかったところに、非常に湿った空気が入り、雨が強まりやすい状態になります。 その勢力の入れ替わりが、梅雨期間中の雨の降り方や気温の変化に影響を及ぼしています。

 人体の優れているところは、どんな環境にも順応してゆけるようになっているところですが、環境に適応するためには、少しずつ慣らしてゆくことが大切です。
 体は、案外早くその環境に順応します (#^.^#) けどね。 「 慣れる 」 ということも大切なのだと、改めて認識しています。 しかし、環境に適応するには或る程度の基礎体力が必要で、個々人の体力に応じた行動が重要となってきます。
 基礎体力は日常の生活の中で維持するという努力によって高められます。 日頃の身体の動かし方や、簡単な日常動作を行うことで維持が可能になります。
 膝が痛い ・ 腰痛がする ・ 肩が痛い 等様々な症状はありますが、痛い部位の絶対安静は本当の発病初期のみです。 慢性的症状になったら痛みが伴っても動かすことが必要です。 痛いからと動かさないでいたら、次に動かす時にはより強い痛みが生じるようになる可能性があります。
 身体を動かすことで発生する痛みの程度を知り、少しずつで良いので毎日動かすようにし、自分がどのくらいだったら我慢が出来るのかを確認しながら、動作を続けていくことで、次第に動作の許容範囲も広がってゆくはずです。 それでも、痛みが強い時には、痛み止めの薬や湿布等が必要になるかも知れませんね。
 更に基礎体力をあげるために大事なのが 「 食事 」 です。 持病のために食事制限をされている方は難しいと思いますが、それ以外の方は 美味しいと思う物を積極的に食べてください。 特に良質な蛋白質を摂ることをお勧め致します。 最近はお肉類をたくさんとってもよいとされていますね。 和食料理にも高蛋白質な物を混ぜて食べると良いでしょう! これで基礎体力はバッチリです。 但し、“ 継続する ” ということが重要です。 地道に根気よく運動をし、栄養バランスの良い食事を取りましょう (#^.^#)

 密閉 ・ 密集 ・ 密接の “ 三密 ” を避ける。 マスクを着用する。 互いに手を伸ばして届く距離がだいたい2m この距離がソーシャルディスタンスです。
 日常の中で3密、ソーシャルディスタンスを守り抜くということは非常に難しいかもしれません。 ですが、できるだけ意識をした行動をとることによって自身を守り、ひいては日本の感染拡大の抑制につながるかもしれませんね!



  • POSTED at 2020年07月13日 (月)