*文月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*文月 Dr. 長嶋の医療コラム*
いよいよ梅雨入り!“ジメジメ”と蒸し暑さに負けそうな毎日ですが、如何お過ごしでしょうか?
毎晩、寝苦しい夜を過ごされている方も多いものと思われます。朝起きた時、体がシャッキリせず気だるい気分が続くこともある今日この頃です。

『慢性疲労症候群』が起こるのもこの時期ですので注意しましょう!
この慢性疲労症候群とは、とにかく“ダルい、やる気が起こらない、疲れがとれない”などの症状で発現し、半年以上そのような症状が続く場合をいいます。

最初の症状としては、“全身の倦怠感が続いたり、耳鳴りがしたり、眠れない夜が続いたり、肩こり、めまい、頭痛”などが出現したりします。
仕事場でもこのような症状が続き、デスクワークをこなすことが難しくなったりします。只、基本的には単なる中高年の疲労感が主体のことも多いので、病的か否かを判断するのが非常に難しく、また、うつ状態の始めの症状でもあり、職場としてもその判断に頭を悩ませることもあります。

基本的には疲労を回復させることが治療の第一歩です!!
疲労回復には、一般的には良い睡眠とストレスの解消が一番です。
時には睡眠剤などの力を借りることも必要ですが、その際には必ず医師に相談することが肝要です。

良い睡眠は、気分を明るく保ち、おいしい物を食べ、気分転換をはかることが大切で、少し趣味の世界に入ることもいいのではないでしょうか♪
1・2ヶ月しても治らない時には心療内科、精神科などの受診も必要となってきます。
いずれにしろ、『慢性疲労症候群』はこのジメジメとした寝苦しい夜が多いこの時期に要注意の病気の一つですので、皆様方の周りにもこういう方がいらっしゃるかも知れませんので、お互い声を掛け合ってこの時期を乗り切って頂くことをお願い致します。

今月の医療コラムは以上です。


  • POSTED at 2010年07月01日 (木)