*長月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*長月 Dr. 長嶋の医療コラム*
ここ2、3日少しだけ朝晩涼しい感じがするような日がありましたが、まだまだ気象庁の予報では猛暑日が多い今日この頃です。暑さに負けずにお過ごしでしょうか?!

さて、この猛暑を何とか乗り切った9月初旬頃から、何となく“体がだるい・気が滅入る・イライラした気分が続く”と云うようなことはありませんか?

前回は「慢性疲労症候群」のお話でしたが、今回は「中高年のうつ」についてお話します。

昔から中高年はうつ症状が起こりやすい時期であるとされています。それは仕事や家族の事を含めて自分の将来に対する不安感が増大するためだとされています。仕事面は勿論、家族の事、日常生活における様々な問題や将来の事それこそ今流行りの年金、医療に対する不安、お金の問題、連れ合いや子供のためにどれ位のお金が必要かなど、これらを考える事が大きなストレスになってしまい、“不眠・気分の落ち込み・イライラ感”などが広がってくると、次第にうつ状態になってしまうものです。

このような症状が一過性であり、また何か別の事で気分を切り替えることが出来れば「うつ」には進行しませんが長く続くような場合は、最近は「気分変調症」と云ったりしています。

更に最近は、もっとお年の「初老期うつ」という言葉もあります。この場合は定年退職後とか、配偶者の死といった、今まで当然の事として日常的にあったことがなくなってしまった。難しくいうと「喪失体験」などをきっかけに、不安感・焦燥感が強くなり、不眠などを伴って起こってきます。

これらの「うつ」などが起こらないようにするには、早目に周りの人が気付いて気分転換をはかってあげることが最も大切なことです。


自分自身で気付いて、気持ちの切り替えが出来る人はいいのです。そんな人はうつにはなりません。周りの人が変だと気がつくことが肝心です。そのためにも普段から周りとのコミュニケーションをとることが必要です。とくに現代は!!

では、また!

  • POSTED at 2010年09月01日 (水)