*文月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*文月 Dr. 長嶋の医療コラム*

日差しが非常に強く そして 眩しく感じられる今日この頃ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか ?!
これからの時期は 急激に暑くなったりする事があるので、忘れずに水分補給をしましょう!


今月は ≪ 介護予防 ≫ ということについて考えてみたいと思います。
この言葉は少し舌足らずの言葉で、介護されるような状態になるのを予防しましょうという意味です。介護されるような状態というと、一般的に想起されるのは、所謂寝たきり状態ということではないかと思われます。そうなることを予防する為には、寝たきりの状態になる原因疾患を防止することが重要になります。この原因疾患として、脳梗塞、脳出血などによる後遺症や大腿骨頚部骨折などが考えられます。


これらの病気になったとしても、80~90%の人はある程度 回復が出来て、寝たきりになる人は少ないのです。このような病気をした人でも寝たきりになる人とならない人がいるということです。
その違いは、病気に倒れた後のモチベーションの問題だと 私は考えています。『寝たきりには絶対ならないぞ!』という明確な動機付けが大切だと思います。『自分には回復してやりたいことがあるんだ!』という意識付けも必要です。


例えばパラリンピックの選手の人を見て下さい!障害を持ちながらもとってもスポーツを楽しんでいると思いませんか?ゴルフなんかでも、片腕シングルがいるんです!!そんな奇跡みたいなことを成し遂げている人が一杯いるということを思い出してください。リハビリに励むことが“寝たきりの状態にならない為の予防”の原則と思います。その動機付けを何にするかは、皆様がお元気なうちに考えておくことが必要かと思われます。
『病気には負けないぞ!』と思っても、病気になってしまった時には、その回復途上でのモチベーションを持ち続けることがとっても大切です。
今月のポイントは、≪健康なうちからこの事を考えておくのが重要≫ということです。


この夏を 暑さに負けませんように
元気で乗り切りましょう !!



  • POSTED at 2012年07月25日 (水)